年金受給開始年齢について
- sr-skimata
- 2009年2月14日
- 読了時間: 2分
昨今の少子高齢化の進展により、現在の老齢基礎・厚生年金の受給開始年齢は65歳となっています。
諸外国に眼を向けますと・・・
米国、デンマーク、ノルウェー、アイスランドでは既に受給開始年齢を65 歳から67 歳に引き上げることを決め、現在、移行中のようです。
ドイツでは2005年11 月、キリスト教民主同盟と社会民主党は大連立で合意し、その政策合意文書ので公的年金の受給開始年齢を2012年から2029年の間で段階的に65歳から67歳に引き上げることになっています。
英国では、2005年11 月に政府の年金改革委員会が報告書をとりまとめ、高齢化が進行している中で公的年金の給付水準を維持し、世代間の負担を公平なものとするために、受給開始年齢を平均余命の伸長に直接連動させながら段階的に引き上げる必要があると主張している。そして2020 年から受給開始年齢を引き上げ、2030年で66 歳、2040 年で67歳、2050 年で68 歳とすることを提案しています。
参考)各国の年金受給開始年齢
日 本 :国民年金(基礎年金):65歳 厚生年金:60歳
※ 男子は2025年までに、女子は2030年までに65歳に引上げ
アメリカ :65歳8ヶ月※ 2027年までに67歳に引上げ
イギリス :男子: 65歳 女子: 60歳※ 女子は2020年までに65歳に引上げ
ドイツ :65歳※ 2012年から2029年までに67歳に引上げ
フランス :60歳
スウェーデン:原則として、61歳以降本人が選択。
受給開始年齢の引き上げは、いずれの国でも不人気のようですね。
67歳支給開始ですと⇒⇒⇒保険料支払期間は、最大47年で、1ケ月14410円(平成20年度)とすると・・・>なんと、8,127,240円にもなります。
※物価スライド等、政策的措置は考慮してません。
70歳でポックリして、遺族もなければ・・・悲しいかな掛け捨ての保険料になってしまいます。
私も、将来の生活は不安ですが、独り者ゆえ・・・遺族がいないとわかっているようなものは保険料を減額する措置が欲しいですね<(_ _)>
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サブプライムローンに端を発した世界恐慌により副業を許容している企業が多くなりました。
これからは、生活給を稼ぐ仕事と将来の備えを稼ぐ仕事・・・二つ持たないとダメなのかもしれませんね
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